第1章|成功に貢献することが最大のモチベーション
要約・まとめ
従業員にとって最大の報酬とはなんでしょうか? 給与や福利厚生ではありません。優秀な同僚と、明確な目的意識、達成すべき成果の周知徹底せです。最高の会社とは、「この会社の問題を、この会社の同僚と解決したいと思いながら、毎日会社に来たくなる」会社のことなのです。
NETFLIXは「自由と責任の文化」が浸透しています。そのために、さまざまな制度や規定を撤廃しています。
大切なのは撤廃することではなく、従業員が有機的に動き、優れたチーム作りに本気で取り組めること。経営者にできることは、そのための素晴らしい仕事ができるハイパフォーマーをチームに取り揃えることです。
本に書いてあったこと
チームが最高の成果をあげられるのは、メンバー全員が最終目標を理解し、その目標に到達するために、思うままに創造性を発揮して問題解決に取り組める時だ。
一般的にいうと
人事やリーダーがすべきことは2つだと考えられる。
- メンバー全員に最終目標を理解させること・・・最終目標は全社として達成すべき目標。その目標を、メンバー全員が違わずに理解しているよう、働きかける必要がある。
- メンバーが創造性を発揮できる環境を整えること・・・ここだけにフォーカスすると、動物園のようになってしまう。あくまで、目標理解あっての最大のエンパワーメント、というイメージだろうか。
自分事に落とし込む
最終目標の理解については、リーダーだけの仕事ではない。社員全員が理解に努め、都度確認しながら目標の理解度をアップデートし続ける必要があるだろう。また、日ごろの業務が最終目標に結びついているか否かも意識して確認する必要がある。
創造性の発揮も、リーダー任せにしてはいけない。自身が強い意図を持って、自発的に創造を起こさなければならない。そのためには、まずは自分の意見を強く持つことであり、自身の仕事に愛着や楽しみを見出すことが重要そう。創造できる仕事と愛着は、鶏と卵のような気もするが、楽しい仕事を率先してつかみ取るようにしていくべき。
第2章|従業員一人ひとりが事業を理解する
要約・まとめ
第1章で説明した、手順や承認プロセスの廃止。これのためには、「やるべき仕事内容や背景情報」を従業員が理解することが不可欠であり、マネージャーは明瞭かつ継続的に伝える必要があります。
事業の理解が進むことで、従業員は経営幹部と同じ視点を持ち、事業に潜むさまざまな問題を発見し、うまく対処できるようになるのです。 。
本に書いてあったこと
人は仕事に娯楽を求めない、学びたいのだ
一般的にいうと
娯楽とはすなわち、福利厚生のこと。優秀な人であればあるほど、会社への福利厚生を求めないのではないか。なぜなら、(特にアメリカは)優秀であるほど転職するため、個社の福利厚生に多くを求めないからだ。
そういう人たちが求めるのは、以下のような自己成長できる場であるか否か。
- 優秀な同僚が周囲にいる
- 自己表現ができる(精神的安全性が高い)
- 組織自体が成長し続けている など
このような環境を整えることで、多くの優秀な人材を雇い入れることができる。
自分事に落とし込む
個人的にも納得できる。福利厚生が必要ないわけではないが、やはり衛生要因。動機付け要因として最も強力なのが学び、ということなのだろう。
自身が周囲へ学びを伝えるという意識も重要なのだろう。でなければ、周囲に優秀な人が増えず、自身の学びも低下してしまう。学びを受動にするのではなく、能動にすることも重要だと考える。
第3章|人はうそやごまかしを嫌う
未読
第4章|議論を活発にする
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第5章|未来の理想の会社を今からつくり始める
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第6章|どの仕事にも優秀な人材を配置する
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第7章|会社にもたらす価値をもとに報酬を決める
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第8章|円満な解雇の方法
未読